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"Augmented Body and Virtual Body" at Le Cube (2006/04/14)

"Augmented Body and Virtual Body"  (拡張された身体と仮想身体)
ロボット、ボディスーツ、サウンド、イメージのためのミュージックシアター

 

 

後藤英:プロジェクト・ディレクター、メディア・アーティスト、作曲、コンセプト
ヤン・ベアトラン:3Dイメージ
イッペイ・ホサカ:ボディスーツ・パフォーマンス ミッシェル・トロッタ:コーディネーター

テクスト:「千のプラトー」ドゥルーズ/ガタリ、「神の審判と訣別する為に」 アルトー
声:フランソワ・レオナーテ、アントナン・アルトー

(株)イクシスリサーチ、山崎文敬:ロボット技術
パトリス・ピエロ:エレクトロニック・エンジニア
アラン・テリエ(IRCAM) : メカニカル・エンジニア
リオ・ユーリン・リー:テクニカル・アシスタント

カリン・ル・マレ (ART 3000 / Le Cube):企画、構成
ミカエル・リムーザン (ART 3000 / Le Cube):テクニカル・ディレクター
レミー・オッシュ (ART 3000 / Le Cube):プレス・コミュニケーション

2006年4月14日(金)、20時30分

At Le CUBE
ESPACE DE CREATION NUMERIQUE
20, Cours Saint Vincent
92130 Issy-les-moulineaux
France
Tel. +33 1 58 88 3000

http://www.lesiteducube.com/

 

 

 

 

"Augmented Body and Virtual Body"  (拡張された身体と仮想身体)
ロボット、ボディスーツ、サウンド、イメージのためのミュージック・シアター

このグループは後藤英、ヤン・ベアトラン、イッペイ・ホサカ、ミッシェル・トロッタ、リオ・ユーリン・リーによって構成されおり、パフォーミング・アートにおけるダンス、シアター、音楽、ニュー・メディアを統合した新たなスタイルの形成を目的としたものである。主に身体の動きを認知するシステム(ボディースーツ)、ロボット(ロボティックミュージック)などを用いた作品を発表し続けている。

 

 

 

我々はロボットと人間の関係における共存のあり方、人間の身振りとロボットの身振りについての関係性について常に考え続けている。例えば、人間の演奏とロボットの演奏において、同時に演奏する際にどのような相違が生じるだろうか?ロボットにとっては完全に、素速く、しかも永遠に演奏することは容易にできたとしても、人間にとっては必ずしも容易なことでない。しかし、人間が感情を込めて演奏するのに対してロボットにはそのような意思は存在しない。一方でロボットが人間と演奏する際に、ロボットは特有の表現方法を持ち備えていることを見受けることができる。

 

 

このプロジェクトにおいて後藤英は(株)イクシス・リサーチの山崎文敬氏とのコラボレーションにより楽器を演奏するロボットを開発した。コンピューターによってリアル・タイムでコントロールされるこのロボットは、腕や足等の身体の一部を持ち、人間の演奏家の身振りをモデルとしている。

 

 

このプロジェクトにて目指していることは、様々な素材が強度とベクトルをお互いに浸透し、結合し合いながら操作されると同時に、色彩豊かでありながら不明瞭でもある流れるようなフォームを形成させることである。"Augmented Body and Virtual Body"  (拡張された身体と仮想身体)のテーマは二元論において相反しながら同時に類似している考えを提示する。またいずれかが優越したり劣ったりすることを問題に掲げることでもない。これらが演奏する際に、同質性と差異性を同時に提示しながら共存するのである。

 

 

"Augmented Body and Virtual Body"  (拡張された身体と仮想身体)では、素材は常時お互いの出現率の比率を変化させながら交差、混合し合い、ある特定の到達点に向かって一方方向のみに進むのではなく多次元に向かって流動的に流れる音楽作品である。基本となるアイデアは、何が現実で、何が人工で、何が仮想であり、また何がそれらではないのか、また、それぞれを肯定、否定という観点におくのではなく表現における零/中性状態にて相互作用を導く点である。

 

 

このように"Augmented Body and Virtual Body"  (拡張された身体と仮想身体)における全ての素材は、何が現実、人工、仮想であるかの関係性を同質性と不明瞭性のコンセプトによって発展させられている。パフォーマーが楽器としてボディスーツを演奏することは物理的に現実性であり、またパフォーマーがロボットをコントロールすることも現実性である。しかし、このロボットは人間の身体のモデルによって作られており、この点に関しては概念的に仮想性である。さらに、身体のイメージがスクリーンに表れる際は、それは現実性での幻想であり、また、物質的な現実性は介在しない。一方で、そのシーンではそれと相対的にロボットとボディスーツは存在性において全く現実となる。

 

 

ボディスーツはリアルタイムでロボット、イメージ、サウンドをコントロールすることができる。ボディスーツでの身振りに対するそれらの反応は直接的なものと間接的なものになる。例えば、直接的なケースでは、上方から下方へ振り下ろされる腕の素速い動きは打楽器ロボットが楽器を叩くことをトリガーする。一方で間接的な場合では、例えばある身振りはアルゴリズムの反応をトリガーし、さらにそれぞれのロボットに時間をずらしながらシグナルを送ることもできる。作曲のある部分では、コンピューターによって操作されるロボットのみが演奏する。ボディースーツによってロボットが操作される際は音楽的な素材が複雑になることに対して、コンピューターで操作されるロボット・ソロは人間の限界を超える複雑で速い演奏などをすることが可能となる。

 

 

テキストは"Augmented Body and Virtual Body"  (拡張された身体と仮想身体)のテーマを補充するために用いられた。それは同時にスクーリン上での視覚的な素材のように用いられたり、本物の声と合成された声によって読まれる。それぞれのテクストはパズルを解くかように論理的なルールに従って変化される。さらに、オリジナルのテキストを用いながらも本来と異なったもう一つの意味を作り出すために、テキストはある状態から別の状態へとモーフィングのように徐々に変化される。テクストは「千のプラトー」ドゥルーズ/ガタリと、「神の審判と訣別する為に」アルトーから引用された。特に両著に共通するCorps sans Organs (CsO = 器官なき身体)の考えが強調され用いられている.

 

 


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